













photo:YASUO HAGIWARA
多米の家
豊橋市郊外の平屋のような2階建て
30代の夫婦と子どもひとり(将来的に二人)の住宅。市街化区域と市街化調整区域との境界に建つ。周辺には田畑が広がり山並みを見渡せるが、南側の目の前にはビニールハウスが建っている。
施主の希望は景色を楽しめる平屋。限られたスペースで3台分の駐車スペースを確保する為に道路側のボリュームは2階に持ち上げた。南側のビニールハウスを避けて山並みを見渡すため、また、内部での平屋のような一体感を得るために敷地奥のボリュームは高基礎で持ち上げている。手前ガレージが1階、奥LDKが1.5階、手前寝室が2階というスキップフロアになっている。
高基礎を暖房チャンバー・収納として利用
高基礎の床下はベンチ下に設置したルームエアコンからLDK・洗面室・WCへ隈なく暖気を送り込むチャンバーとして利用している。有効高さが1mほどあるため、容易に入り込んで配管・配線設備の点検ができる。収納としても利用できるよう予め照明を設置した。
■性能・設備
Ua 値:0.57
断熱材:
屋根 吹付け硬質ウレタンフォームA種3 210mm
外壁 吹付け硬質ウレタンフォームA種3 85mm
基礎 押出法ポリスチレンフォーム断熱材3種bA 75mm
開口部:アルミ樹脂複合サッシ Arガス入りLow-E ペアガラス
換気:ダクト式第三種換気
暖房:床下AC
■認定等
長期優良住宅(耐震等級3)
所在地 | 愛知県豊橋市 |
用途 | 住宅 |
構造・規模 | 木造2階建・148.43㎡ |
竣工 | 2023年9月 |
協働 | M2A 水谷 晃啓 構造設計スタジオ シエスタ 千葉 俊太 |
施工 | 中條建築 中條 雄介 Hara Design Lab 原 茂貴 |